- 天候
- 晴れ
- 気温
- 19.6℃
- 水温
- 21℃
- 風向き
- 北東
- 風速
- 1.3メートル
- スタート
- 1346名(男子:1176名 女子:170名)
- 完走者数
- 1213名(男子:1070名 女子:143名)
- 完走率
- 90.1%(男子:91.0% 女子:84.1%)
2011.4.21
羽田空港6:55発→宮古島空港10:00着→現地では基本的にレンタカー移動
2011.4.26
宮古島空港12:00発→(那覇経由)→羽田空港15:55着
取材した人:吉本拓也
■ 第27回全日本トライアスロン宮古島大会 PART2
ロングのトライアスロン大会の中でもリピート率が高く、一番人気を誇る宮古島大会。
今年は例年よりも約1週間遅く、4月最終週の日曜日に開催されました。
本大会の人気の秘密は、東洋一を誇るエメラルドグリーンの海と島をあげての歓迎ムード。
選手たちが島を訪れるのは短い期間ですが、大会開催のための準備は1年前から始まっており、たとえば、沿道や競技場に置かれた色とりどりの花は、子供たちが種を蒔き、育て、咲かせたもの。その過程は、子供たちの情操教育にも役立っていると聞きます。
また、さとうきび収穫が忙しいなか、個々に道路を清掃して選手の安全を確保する姿は、27回という歴史に支えられ、積み重ねられてきた大会への「想い」として感じられます。
大会前日は宮古島らしい強風が吹き荒れましたが、当日は打って変わって風がなく、波も穏やかな絶好のコンディションに。開催目的に掲げた「復興支援」にふさわしい、気持ちのよい1日となりました。
■ 4月24日(日)決戦の朝!
絶好のコンディションのなか、7:00の号砲とともにスタート。レースの制限時間は、13時間30分。競技終了時間の20:30、花火の打ち上げと同時に競技場の門が閉まった。
21:00~23:00までバイク引き渡し。
明るくなってきた会場。トイレを済ませ、ウエットを着る選手たち。
今日は1日、いいお天気になりそう。
トランジットバッグに埋もれるボランティアさん。これをナンバー順にきちんと並べるのも大変な作業。5500人のボランティアさんが大会を支えていることを実感。
優勝した河原勇人選手、レース前の落ち着いた表情。練習も過去最高の出来だそう。
TS編集長、握手してもらって元気倍増!
東洋一の透明度を誇る宮古島の海。昨日の強風が嘘のように静かに凪いで、泳ぎやすそう。水温21℃。選手たち、最終チェック中。
スタート!海はすでにハマチの養殖状態...。今大会のスターターは喜屋武盛吉 さん(82)とヒデさん(83)ご夫婦。ちょっと緊張されたようだが、無事船上から号砲一発!
続々とスイムアップする選手たちをテレビクルーが待ち構える。
今年もインターネットを通じて大会の模様が中継された。
3kmを泳ぎ、続々と上陸してくる。
バイク62キロ地点のエイドステーション。見よ、この神業ボトル渡し!
選手は「水! 水くださいー」「スポドリー」「バナナくださいー!!」と叫びながら近づいてくる。「ありがとう」と言ってボトルを受け取る選手は、やはりかっこいい。
交通規制が厳しいので効率的に応援するなら、お弁当と飲みもの、デザート付きの「応援バスツアー」がおすすめ。
バイク1周目62キロ地点、バイク2周目150キロ地点、ラン往路6キロ地点(復路35.2キロ地点)の応援ポイントに連れてってもらえる。
宮古島大会では、「がんばれ」ではなく、方言の「ワイドー」と言って応援する。
「ワイドー、宮古」。
手話のボランティアさんたち。歴史のある大会は、対応もきめ細やか。
TS編集部の寄せ書きも背負って走ってくれた彼。無事完走を確かに見届けたよ!
夕暮れの中、選手の帰りを待つトランジットバッグ。ゼッケンを見せ、間違いのないように確認してから手渡しされる。
制限時間13時間30分をめいっぱい楽しんでフィニッシュする最後の走者。
花火は制限時間の1時間前と大会終了時にあがる。今回の完走率は90.1%、おめでとう&おつかれさまでした。
宿までの道のりを歩いていたら、宴会に誘われ、思わず乾杯!花火は選手だけでなく、ボランティアさんたちにとっても「完走」。
1年間の大会準備、ありがとうございました。
お土産にビールと宮古島ドリンク「元気な子」をいただく。ごちそうさま!
吉本拓也
本職は広告や雑誌のアートディレクター。徹夜仕事に追われていた20代後半、体調を崩したのをきっかけにジョギングを始め、マラソン大会に頻繁に参加するようになる。3年後の1999年に新島大会でトライアスロンデビュー。以来、トライアスロン好きが嵩じて大会ポスターやショップ広告、雑誌などの制作に関わるようになる。トライアスロン歴12年目の43歳。