取材した人:写真=Agence SHOT 渡辺 真行(12日 エリート) 文章=東 賢志・村上 晃一
「世界トライアスロンシリーズ横浜大会」が今年も開催されました。
本大会から、2020年の東京オリンピック出場権をかけたポイントランキングがスタート。この長い戦いは同年5月11日(月)まで続きます。
日本は開催国枠で、まずは男女各2枠を確保。予選ランキングで上位に入れば3枠目も狙えます。まずは本大会が最初の対象大会となっており、各国とも出場権は最大で男女3名ずつとなっています。
さて、世界シリーズ第3戦となる本大会は12日(土)にエリート、13日(日)にエイジが横浜市山下公園周辺特設コース(51.5キロ)で行われました。エリート女子の日本勢は高橋侑子選手(富士通)が1時間56分59秒で15位となったのが最高。また、表彰台はフローラ・ダフィー選手(バミューダ)が2連覇を成し遂げました。エリート男子の日本勢は小田倉真選手(三井住友海上)の32位が最高。表彰台はマリオ・モラ選手(スペイン)が3連覇を果たしました。
パラトライアスロンでは女子(運動機能障がいPTS4)で昨年の世界選手権を制した谷真海選手(サントリー)が2連覇。車いすマラソンの第一人者で1月に転向を表明した土田和歌子選手(八千代工業)も女子(車いす)で2連覇を達成しました。
選手、観戦者にとっても都市開催でアクセスがよく、エイジグループは毎年1500人以上の参加者が集まる人気大会です。ちなみにエントリーは毎年抽選。
シーズン前半の大会になるため、会場は今シーズン・初レースの人も多い印象でした。顔なじみの選手同士が久しぶりに会って、挨拶を交わす光景もチラホラ。天気は曇りで少し肌寒いコンディションでしたが、選手にとっては絶好のトライアスロン日和となったのではないでしょうか。
選手たちは普段泳ぐことのできない横浜港で、特設スイムエリアから日本郵船氷川丸にむかって泳ぎ、バイクは山下公園通りを走ります。老舗ホテルのホテルニューグランド前のバイク折り返し地点では多くの声援を受けていました。
ランはエリート選手と同じ、ブルーカーペットが敷かれたフィニッシュロードの直線100mを駆け抜けました。
横浜大会はレース観戦の他にもう一つの楽しみがあります。それは山下公園内で同時開催しているEXPOです! 飲食ブースやトライアスロンブースなどが出店しており、大型ビジョンも設置され、エリート、エイジグループのレースを飲食ブースのグルメを味わいながら観戦することができます。EXPOステージでは地元の大学生たちによるダンスパフォーマンスやアカペラコンサートが行われ、まるで野外フェスのような盛り上がりも見られました。
トライアスロンブースでは関連商品の展示や販売が行われ、選手や応援に来た家族、観戦者はレースとEXPO、両方を存分に楽しんでいる様子でした。
トライアスロンスタイル編集部員。
世の荒波にもまれ、ようやくトライアスロンスタイル編集部にたどり着いた男。来期の初参戦に向けて現在走りこみ中!? 趣味はキャンプとカラオケ、ゲーム、寝ること・・・・・・。 アイアンマンまでの道のりは果てしない。
トライアスロンスタイル編集部員。
トライアスロンもやりつつ、サッカーもやりつつ、フットサルもやりつつ・・・・・・。体が足らないことに現在悩み中。でも今度はバレーボールに手を出して・・・。アイアンマンまでの道のりは果てしない。